ジモティーアプリで家具を買った話

最近、事務所をコワーキングスペース化すべく、家具をできるだけ安く揃えたくて、いろいろ探していました。

最初はネット通販。
しかし、やっぱり家具は送料が高い。
商品自体は安く見えても、最後の合計金額を見ると「あ、違うな」となることが多くてやめました。

次にリユースショップ。
何軒か回ってみたんですが、これがなかなか難しい。
SNSで入荷の発信をしているお店も少なく、行った日にちょうど良いものがあるかどうかは運次。何度か通っているうちに「これは時間が溶けるな」と感じて、これも断念しました。

そんな時、ふと「ジモティー」のことを思い出しました。

昔使ったことがあるな、と思って久しぶりに開いてみると、まだ活発にやり取りされていました。
しかも、本人確認や評価機能も充実していて、知らない人同士でも安心してやり取りできるようになっていました。

他にも、距離も設定できるし、新着通知も来る。
「これなら毎日探さなくていいな」と思って、とりあえず条件だけ入れて待つことにしました。

しばらくして、ちょうど欲しかった家具が出てきました。
見つけた瞬間に応募。

ただ、すぐには返事が来ず、1日、2日と経っていきました。
「ああ、これはもう他の人に決まったかな」と、半分諦めていました。

そんな時、たまたま携帯を見ていたタイミングで返信が来ました。

開いてみると、「応募が多数あったため、このメッセージに一番早く返信いただいた方にお譲りします」と書いてあり、焦って、

「いただきたいです!」

とだけ送ったのを覚えています。


あとから「あれでよかったのかな」と思いながら、改めて丁寧なメッセージを送り直しました。
結果的には、「一番早かったので決めました」と連絡が来て、無事に取引成立。
焦った文章になってしまっていたので、ホッとしました。

実際に受け取りに行くと、そこは引っ越しの真っ最中の一戸建て。
家の前には、バザーみたいに家具や家電が並んでいました。

少しお話をすると、すごく印象に残る言葉がありました。

「お金より、時間の方が大事なんです」

処分場に持っていくのも時間がかかるし、
中古ショップに持ち込んで査定を待つのも手間がかかる。

だから、安くてもいいからすぐに引き取ってほしい、ということでした。

それを聞いたときに、少し考えが変わりました。

これまで、こういう取引って
「高く売りたい人」と「安く買いたい人」
のやり取りだと思っていたんですが、

「時間を大切にしたい人」と「時間よりもコストを優先する人」
が出会うパターンがあるんだなと。

その場で、「少し追加してくれたらこれも持っていっていいよ」と言っていただいて、予定になかった棚や扇風機まで譲っていただきました。

気づけば、想像していたよりもずっと多くのものを積んで帰ることに。
なんだか、買い物というより“引き継いだ”感覚に近かったです。

取引が終わると、アプリから評価の通知。
お互いに評価をして終了。

この仕組みもよくできていて、ちゃんと信頼が積み上がるようになっている。

あとから振り返ると、売り手の方は先着順ではなくて、
評価やプロフィールを見て「やり取りしても大丈夫そうな人」を選んで、その中で返信の早い人に決めていたんだと思います。

つまり、こういう場所では
「普段どんな取引をしているか」も見られている。

今回のやり取りを通して、

安く買えた、ということ以上に、少し視点が増えた気がしています。

同じ“売買”でも、見ているものが違えば、成り立ち方も変わる。
そんなことを、家具を運びながらぼんやり考えていました。

また機会があれば、使ってみようと思います。

 

 

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