コーチングを受けてみた話

5年ほど前に、たまたまYouTubeで AKIOBLOG という方の動画に出会い、「コーチング」という存在を知りました。

当時の私は、前職でスタッフと関わる中で、ぼんやりと「こういうコミュニケーションが理想かもしれない」と思っていた形がありました。
その動画で紹介されていたコーチングは、まさにそれに近いものだったのです。

言葉の意味を調べてみると、コーチングとは
「相手の中にすでにある答えや可能性を、質問や対話によって引き出し、目標達成や成長を支援する関わり方」
と説明されていました。

これは面白そうだと思い、さらに調べてみると、インターネット上には「コーチ」と呼ばれる方が本当にたくさんいました。

オンラインで1時間○円という形でサービスを提供している方も多く、ビジネスに特化した方もいれば、人生全体をテーマに話せる方もいるようでした。

あまりにも多くて迷ってしまったので、まずは単発でお願いできて、どんな話でも受け止めてくれそうな方を選んでみることにしました。

コーチングが始まり、最初に言われたのは
「自分のことを、とにかく話してみてください」
という一言でした。

それを聞いたとき、慣れているはずの自己紹介なのに、うまく話せない自分に気づいて驚きました。

これまでの人生では、常に「どういう場なのか」「相手はどんな人なのか」を把握した上で、それに合わせて自然に自己紹介をしていたのです。

職場であればキャリアの話を中心にしますし、プライベートの場では仕事の話はあまりしないようにする。
そういったことを無意識に調整していたのだと思います。

ところが、「とにかく自分のことを話す」と言われると、意外とそれが難しい。

最初は端的に自己紹介をしましたが、「もっと、もっと」と促されるうちに、普段あまり人に話していないことまで、次々と口にしている自分がいました。

話しながら、「なぜ今この話をしているんだろう」と感じる瞬間もありました。
それでも、なぜかその話を続けてしまう。

まだコーチはほとんど何も話していない段階でしたが、その時点ですでに、自分の中に小さな気づきが生まれていました。

そこからコーチの問いが始まり、自分の固定概念に少しずつ気づく日々が始まりました。

今まで見えていたはずのことでも、自分が意識して注目しているものしか、実際には認識していないということに気づいたのです。

集中していると言えば聞こえはいいのですが、その裏では、いつの間にか人生の優先順位が無意識のうちにずれてしまっていることもあるのだと思います。

月に一度コーチングを受ける中で、「自分は本当はこういう人間だったのかもしれない」と、少しずつ再発見していく感覚がありました。

コーチから「あなたはこういう人ですよね」と言われることは一度もありません。
あくまで問いがあるだけです。

だからこそ、「自分で見つけた」という感覚が残るのだと思います。

そういった経験から5年が経ちました。
そして今のタイミングで、またコーチングを受けたいと自然に思うようになり、ご縁のあった別のコーチの方とやり取りをしています。

コーチングそのものが良いかどうかというよりも、自分のことを客観的に見るというのは、想像以上に難しいことなのだと改めて感じています。

世の中には、カウンセリング、コーチング、ティーチングなど、第三者が関わるさまざまな方法があります。

こうした関わりを、定期的に取り入れてみるのは、とても興味深いことだと思います。

もちろん、最終的な答えは自分の中にありますし、決断の責任も自分にあります。

ただ、その視野を広げたり、自分では気づかなかった選択肢に出会ったりするきっかけとして、こうした関わりを利用するのは、有効な方法のひとつなのかもしれません。

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